Q & A
- シアトネのトリプルシールドテクノロジーと、一般的な金属封鎖の違いは何ですか?
- 過剰酸化の原因となる金属を封鎖する目的は同じです。ただし現実的には金属付着量の個人差が大きいため、一方向だけでは過剰酸化を完全に抑えられないと考えます。そこで「金属シールド」の他に「染料シールド」、「活性酸素シールド」を追加し、言わば3つの砦で染料の過剰酸化を防ぐことで設計通りの発色を行うことがポイントです。
- SHケラチンは特別なケラチンですか?
- 活性ケラチンの一種でSH基(還元基)を持っているため、過剰な活性酸素(酸化)を表面で中和することが可能です。分子量が大きく、髪表面での作用が期待できます。また、中和され(還元-酸化)乾燥後には、疎水性の膜を形成し、髪表面を覆うことでキューティクルの浮きや剥がれを抑制します。
- 褪色が少ないと感じるのは、ポリフェノールとSH-ケラチンを配合しているからでしょうか?
直接的にはポリフェノールやSH-ケラチンの作用になりますが、前提として、染料が中までしっかり入り、密に発色出来ているからこそ結果に繋がっていると言えます。
- シアトネ1剤のイオン性はアニオンのことですが、成分表示ではどのような名称で表記されていますか?
- 成分的にはリン酸系のアニオン界面活性剤になります。成分の名称記載は無く、『粘度調整剤』として用途表記しています。医薬部外品(カラー・パーマ・育毛剤等)の表記では、pH調整剤と粘度調整剤の配合目的成分のみ、一括してこの用途名称が認められています。
- ルーチェントプレミアムやハイトーンハーバル等と合わせて使用しても問題ないですか?
- できるだけ同じブランド内での使用をおすすめします。別商品と合わせない方がコンプレックスを起こさず、本来のスペックを最大限に発揮できます。
- シアトネはドライ塗布とウェット塗布、どちらがおすすめですか?
- ドライでもウェットでも問題なく染まります。ドライの状態では、使用量がウェット時よりも多くなることから、最近はウェット塗布する方も増えています。普段ドライ塗布されているのであればそのままでもよいですが、固く感じる場合はウェット塗布を推奨します。
- ウェット塗布時、濡れ過ぎているのは良くないでしょうか?
- 水気が多いと髪同士がくっつき合い、操作性が悪くなります。基本の使用方法にも記載していますが、タオルドライなどを行い、水気をしっかり切ってください。塗布時には、水気が垂れない状態で塗布してください。
- シアトネはリフトアップ時、何レベルまで上げてから色味を入れますか?
- ラスターラインの9レベルを使用時、11レベル程度までリフトアップしてから色味を入れ、9レベルの仕上りになるようにします。11レベルは約13レベル、13レベルは約15レベル程度へリフトアップするイメージです。※ただし色味によって比率は異なりますので、あくまで目安としてください。
- ブーストブラウンで白髪率の高いグレイカラーを使って色味も出したい場合の方法を教えてください。
- グロウラインの5レベル、または6レベルのミックスをお勧めします。【グロウライン+ラスターライン(1:2~3)】(白髪量30~50%1:3、50%以上1:2。ラスターラインは9レベルまで)下記は、白髪率が高くても色味を出せるグレイカラーとして使用できます。※あくまで目安であり、髪質によります。☆クローム、ミッドナイト、メドウの場合:セピアをミックス☆ウィステリア、ペタルの場合:ラセットをミックス☆アンバー、サンセットの場合:サンドをミックス
- ブーストラインのブーストブラウン単色でも白髪は染まりますか?
- ブーストブラウン単体でも白髪は染まります。ただし、ミックスを前提とした処方設計のため、単色使用の場合グロウラインの6レベルと比較すると、早く明るく褪色する傾向です。※写真はイメージ